仕事を任せる。
それはマネジメントにおいてごく当たり前の行為ですが、やり方を間違えると部下のモチベーションを下げてしまう危険もあります。
今回は「仕事の振り方」について、自分自身が日々感じていることを整理しながら、現代の働き方に合った任せ方のポイントをお伝えします。
仕事を振られる側のリアルな本音
業務を任されたとき、部下が心の中で思っていることはさまざまです。
- 「なんで自分だけ忙しくなるの?」
- 「また自分にだけ…」
- 「責任だけ押しつけられてる気がする」
こうした思いが生まれてしまう背景には、「業務負担が増える」という実感に対して、納得感やメリットの提示がないことが大きな要因になっていると感じます。
任せるなら「その人にとってのメリット」もセットで伝える
仕事を振るときに、ただ「これお願い」と伝えるのではなく、
「この仕事を任せたいのは、◯◯さんの強みが活かせる場面だから」
「この経験をしておけば、次のキャリアにつながると思う」
「この案件が終われば、評価にもつながるはず」
といった、その人にとってのメリットや価値を明確に伝えることが大事だと思っています。
人は「自分ごと」として捉えられないと、やらされ感だけが残ってしまう。
だからこそ、納得して動いてもらうためには、「なぜ今その仕事を任せるのか?」という背景や意図まで丁寧に説明することが重要なんですよね。
「仕事を任せる=育てる」視点を忘れずに
仕事を振ることは、単に業務を分担することではなく、
その人の成長機会をつくることでもあります。
だからこそ、
✔ 丁寧な説明
✔ 適切な難易度の調整
✔ 振った後のフォロー
この3つを意識することが、信頼関係を築きながら部下を育てるうえでの大事なポイントになります。
まとめ|任せ方を変えると、チームの雰囲気が変わる
業務を任せる場面では、「その人が得する何か」を一緒に伝えることが大切です。
負担に感じることを「チャンス」として受け取ってもらえたら、チーム全体の空気も前向きに変わっていきます。
任せ方一つで、部下の意識もチームの動きも変わる。
だからこそ、仕事の振り方にはもっと気を遣うべき時代なのかもしれませんね。
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