仕事をしていると、誰でも少なからず嫌なことや不満を感じる瞬間があります。
そのとき、部下が上司に相談した内容に対して、上司がどんな対応をするのかで「いい上司かどうか」の差がはっきりと出ます。
「我慢しろ」「ルールだから」はNG対応
部下が相談してくれたのに、
「それは我慢するしかないよ」
「そういうルールだから仕方ない」
と突き放すような答えをするのは、部下を納得させる力がない上司の特徴です。
この対応では、不満の原因や解決策を一緒に考えようという姿勢が見えず、
「相談されるのが面倒」と思っているように見えてしまいます。
結果として、部下の信頼を失うことにつながりかねません。
不満の原因を探り、解決の道筋を一緒に考える
いい上司は、まず部下の不満や悩みの「本当の原因」を探ろうとします。
そして、次の2つの視点で冷静に判断します。
✅ 部下の考え方に改善が必要なのか
もし部下の視点や捉え方に課題があるなら、納得できる情報や理由をしっかり調べ、
「なぜそうする必要があるのか」を丁寧に伝えます。
✅ 周りや会社側に改善すべき点があるのか
もし会社のルールや職場の環境に問題があるなら、
上司としてその課題を上に伝え、必要なら会社と戦う姿勢を見せるべきです。
この姿勢こそが、部下の信頼を得て、「この人についていきたい」と思ってもらえる上司のあり方です。
まとめ|部下の不満を放置しない上司が成長するチームを作る
どんなに小さな相談や不満でも、それに真剣に向き合うことで、
上司としての信頼やチームの一体感が生まれます。
「部下のために、そして職場全体のために何ができるか」
これを考え続けることが、いい上司、いい組織の第一歩です。
コメント