営業と一口に言っても、そのスキルには段階があります。僕自身がルート営業を経験してきて思うのは、営業には次のようなステップアップの流れがあるということです。
1. 自分を覚えてもらう
まずは「顔を覚えてもらうこと」。営業の第一歩は、人として信頼関係を築くことから始まります。名前や存在を覚えてもらうことで、ようやくスタート地点に立てるんです。
2. 新商品などの情報を提供する
次のステップは「情報の提供」。役立つ情報を届けることで、「この人からは新しいことを知れる」という価値を感じてもらえます。
3. 御用聞きになる
ここまで進むと、お客さんから「とりあえずあの人に聞いてみよう」と思ってもらえる段階に入ります。困ったときに最初に声をかけてもらえる存在になるのは、大きな進歩です。
4. いい商品を買ってもらう
信頼関係ができたら、次は「いい商品を買ってもらう」段階。ここでは商品の品質や実績が大切になります。
5. お客さんの欲しい商品を売る
さらに進むと「お客さんの欲しいものを提供する」ことが可能になります。お客さんのニーズに応えることで、満足度を高められます。
6. 課題解決につながる商品を売る
ここが大きなターニングポイント。「課題解決型営業」に進化できれば、単なる商品提供者ではなく、頼れるビジネスパートナーへと変わっていきます。
7. 自分の売りたいものを、お客さんの必要なものにする
最終的なゴールはここです。自分の売りたい商品やサービスを、お客さんにとって「必要なもの」に変換できる営業。これは最も強い営業スタイルです。
そのためには、
- 自分の売りたいものが「どんな課題解決につながるか」を深く理解すること
- お客さんのニーズを正しく把握すること
この2つを繋ぎ合わせる力が必要です。
まとめ
営業は「売ること」だけではなく「関係性を育てること」。ステップごとに成長し、最終的には「自分の売りたいもの」と「お客さんの必要なもの」を重ね合わせられる営業を目指すことが理想です。
👉 あなたは今、このステップのどの段階にいますか?
一歩先を意識して取り組むことで、営業力は確実に伸びていきます。
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