仕事をしていると、どうしても出てくるのが「不満」や「ストレス」。
上司が分かってくれない。部下が思うように動いてくれない。
環境が整っていない。評価されない。——
そんなふうに、つい「誰か」や「何か」のせいにしたくなる気持ち、誰しもあると思います。
でも最近、こんな考え方を意識するようにしています。
自責と他責という考え方
たとえば、部下が自分の期待通りに動いてくれないとき。
「なんでこんな簡単なことが分からないんだろう?」
「言ってることが伝わらないな……」
そう思ってしまうこともありますが、その状況を「その人が悪い」と捉えるのか、
それとも「伝え方や関わり方を変える余地が自分にあるのでは?」と考えるのかで、
気持ちの持ちようも、行動も大きく変わります。
つまり、「他責」ではなく「自責」の視点を持つことで、
人間関係や仕事への不満を自分自身で軽減することができるかもしれないということです。
「思うようにしてくれない」は「思うように動かせなかった自分」を見るチャンス
人を動かすって、すごく難しいこと。
ましてや、相手も感情のある人間です。
自分の思った通りに動いてくれないのは、当たり前ともいえます。
それでも、自分の関わり方を変えてみると、
少しずつ反応や関係性が変わっていくこともあります。
たとえば、
・指示だけでなく「目的」まで伝えてみる
・相手の考えをじっくり聞いてから伝えてみる
・期待値を明確に共有してみる
こうした小さな行動の変化が、不満を減らすカギになったりします。
ただし、「自分が悪い」と責めすぎるのは違う
ここで大事なのは、「全部自分が悪い」と責めることではないということ。
不満が減らないとき、行動を変えてもうまくいかないときも当然あります。
そんなときは、「自分を責める」のではなく、「自分を客観的に見つめてみる」くらいの感覚で。
そして、頑張りすぎて心が壊れてしまっては本末転倒です。
無理は禁物。ときには「逃げる」や「手放す」も立派な選択肢です。
不満との付き合い方が、うまく生きるコツかもしれない
不満やストレスを「なくす」ことは難しいけど、
どう向き合うかは、自分で選べる。
「なぜ自分は今、不満を感じているのか?」
「その状況を、自分はどう動かせるだろうか?」
「どうすれば少しでも軽くなるだろうか?」
そんな問いを持ちながら日々を過ごすことが、
結果的に「うまく生きる」ことにつながるのかもしれません。
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