出世に興味がないのは悪いことじゃない
最近は「出世に興味がない」という会社員も増えています。
「プライベートを大切にしたい」「責任が増えるのが嫌だ」など、価値観が多様化している今、それもひとつの正しい選択です。
でも一方で、「出世したい」と思って働く人がいることも、会社にとってはとても大事なこと。
少しでも「上を目指したい」と考える人が多い職場は、エネルギーがあって前向きな雰囲気を作れる。
そんな会社って、やっぱり“いい会社”だと思うんです。
出世には努力と競争が必要。でも…
当然ながら、出世するためにはある程度の競争もあります。
特に営業の世界では「数字」というわかりやすい成果があるぶん、競争が目に見えやすい。
僕自身も、出世したいという想いでずっと頑張ってきました。
ただ最近、出世に対する“考え方”が少しずつ変わってきたんです。
昔は「自分がとにかく結果を出して、上に行く!」という気持ちが強かった。
でもある時ふと思ったんです。
出世するには、そのポジションを空けてもらわなきゃいけない。
そこには今、他の誰かが座っている。
その人がいなくならないと、自分はそのポジションに就けない。
蹴落とすんじゃなくて「押し上げる」
ここで僕が選んだ道は「蹴落とす」ことではなく、「押し上げる」ことでした。
つまり、今そのポジションにいる上司が、さらに上のステージに行けるように、部下として全力でサポートする。
そうすれば、上司も自分も一緒に出世できる。そう信じてやってきたんです。
結果的にその考え方が功を奏し、僕は自然な流れで自分のステージを上げていくことができました。
部下のために、自分が上に行く
そして部下を持つようになった今は、さらに視野が広がりました。
自分が上に行くことで、部下のポジションを空けてあげられる。
だからこそ、自分がもっと頑張る意味がある。
今は、上司だけでなく、部下の出世も心から応援できるようになりました。
“優しい出世”のすすめ
出世は「1人で上に行くもの」と思われがちだけど、実際は周囲との協力があってこそ。
関わる人すべてが幸せになるような“優しい出世”の考え方が、これからの時代には合っているんじゃないかなって思うんです。
【まとめ】出世したい人へ伝えたい3つのポイント
• 出世に興味を持つことは前向きで素敵なこと
• 蹴落とすのではなく、押し上げることで一緒に成長できる
• 上司も部下も大切にすることで、自然とチャンスが巡ってくる
出世に悩んでいる人、迷っている人にとって、この記事がひとつのヒントになれば嬉しいです。
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